最終更新日 2021年10月12日 by co-in

こんにちは。co-inと申します。

Company」と「Interpreter」の頭文字2文字ずつを取ってco-inです。名前の通り、通訳業界でのサービスを始めました。

本日の記事では、通訳の依頼方法、料金相場が理解できます。まずは、前提となる通訳とはそもそも何かを説明させていただきます。その後、依頼方法、料金相場、その抑え方について説明させていただきます。

通訳を頼んだことある方、頼んだことのない方どちらにも参考になる通訳を頼む際の知識を満遍なく網羅しています。目次を見て頂き、必要な部分だけ読んでいただいてもお役に立つこと間違いなしです!

通訳とは何か?

通訳の定義

そもそも「通訳」とは何かはご存知でしょうか。

「通訳」は「異なる言語間のコミュニケーションの間に立ち、一方の言語をもう一方の言語に口頭で訳して伝えること」を指します。

例えば、英語を話す人との会議や、中国語で行う講演会で英語や中国語が理解できない場合、通訳をしてもらう必要があります。

通訳と翻訳はどう違うの?

通訳とよく似た概念に「翻訳」があります。
混同されやすい概念なので、違いを説明します。

「通訳」が口頭での訳を指す一方、「翻訳」「文字情報を訳すこと」を指します。そのため、英語で書かれた記事や資料を日本語にしたい場合は、「翻訳」を依頼することになります。

口頭か文字情報かで自分が必要なのは、通訳なのか翻訳なのか判断するようにしましょう。

参考:意外と知らない「通訳」と「翻訳」の違い。発注したいのはどちら?

通訳の種類

一口に「通訳」と言っても様々な通訳の種類があります。通訳の種類には、2つの分類方法があります。手法による分類と場面による分類です。それぞれ詳細を説明していきます。

手法による分類

【通訳の3つの手法】

通訳には、「逐次通訳」「同時通訳」「ウィスパリング」3つの手法があります。

それぞれ主に訳すタイミングが変わります。

「逐次通訳」は、話者が話し終えるのを待ち、話終えたら訳出を始める手法です。

「同時通訳」は、話者が話しているのと同時に訳出をする手法です。

「ウィスパリング」は、話者が話しているのと同時に、聞き手の耳元で訳出する手法です。


【通訳の手法による料金の違い】

どの手法を選ぶかによって通訳の価格は変わります。

通訳の手法により価格の違いが発生する理由は様々です。
例えば、主な理由としてその手法に対応できる通訳者の単価の違い、必要な通訳者の人数や機材の必要有無が挙げられます。

3つの手法の中で「同時通訳」は、価格が高くなります。先に挙げた3つの観点で価格が高くなる要因を見てみます。

通訳者の単価:一番難易度が高く、対応できる通訳者の単価は上がる。
通訳者の人数:集中力が必要で、複数人の通訳者が必要。
機材の必要有無:専門の機材が必要。

このように同時通訳は高価格となる要因が多くあります。


【適切な手法の選び方】

通訳の手法は、場面やニーズに応じて選ぶことが必要です

ビジネス会議では逐次通訳で対応できる場面が多いです。リアルタイムであることより正確性を重要視する場面が多いからです。

一方、大人数の会議、講演会のような場面では同時通訳が合っています。一度に多くの人にリアルタイムで同じ情報を伝えることが重要だからです。

それぞれの手法の細かい特徴、適した場面を知りたい場合、以下の記事で詳細に解説しています。

参考 :逐次通訳と同時通訳の違い:どの通訳を手配するべき?

場面による分類

通訳は場面により「会議通訳」、「ビジネス通訳」、「専門通訳」、「通訳ガイド」、「その他通訳」の5つに分けることができます。

「会議通訳」とは、ビジネスシーン以外の専門的で高度な内容の会議で行う通訳です。国際会議やシンポジウム、政府間協議、学会といった場面が主に含まれます。

「ビジネス通訳」とは、大小問わず、あらゆるビジネスシーン(アテンドを除く)で行う通訳です。社内ミーティング、社外との交渉、IR関連会議、講演会、現場視察などが含まれます。

「専門通訳」とは、医療通訳、司法通訳、放送通訳など専門性の高いジャンルの通訳です。医療通訳であれば病院受診、司法通訳であれば裁判、放送通訳であれば記者会見などが含まれます。

「通訳ガイド」とは、日本語が話せない観光客の方と一緒に観光地を巡り、その土地の説明をする通訳です。通訳ガイドをするには、国家資格である通訳案内士の取得と各都道府県への通訳ガイドとしての登録が必要です。

「その他通訳」とは、上記4つ以外の場面の通訳です。エンターテイメント通訳、旅行通訳など様々な通訳が含まれます。

より細かい場面による分類を知りたい場合、以下の記事にも目を通してください。より詳細に11の場面に分けて紹介しています。

参考:通訳の種類とは? 3つの手法と11の場面に分けて全て紹介!

通訳の種類とは? 3つの手法と11の場面に分けて全て紹介!

このように、通訳の場面は多岐にわたります。そのため、通訳者ごとに経験に基づいた場面ごとの得手不得手があります。よって、場面に適した通訳者を手配することで、より良い結果を期待できます。

オンラインでの通訳か、対面での通訳か

「通訳」は口頭の言語を訳すものなので、対面での通訳が一般的でした。しかし、最近ではオンライン会議も増えてきているため、オンラインでの通訳も依頼増えてきています。

そのため、オンラインでの通訳についても多くの通訳者が対応してきております。
オンラインを選ぶことで、移動を伴わないので少し価格を抑えて依頼することが可能です。

ただし、オンラインで行うと通信のトラブル等も発生する可能性はゼロではないので、しっかりと事前にテストを行ったり、今まで以上に事前に情報をシェアし、準備をしっかりと整えることが必要です。

通訳の依頼方法

通訳の頼み方には多くの選択肢があります。

ここでは、一般的な通訳の頼み方についてわかりやすく解説させて頂きます。まずは、時間のない方のために早見表を作成したのでご覧ください。

通訳の依頼方法一覧

通訳の頼み方手配できる通訳者の特徴依頼にかかる手間価格目安適してる場面
通訳エージェント・経験のある一流の会議/専門通訳者・エージェントの担当者とのやり取りが多い。
・メールなどアナログな手段を利用する
通訳者単価(1日)
3.5-13万円
・会議通訳、ビジネス通訳、専門通訳など専門性が必要な場面やフォーマルな場面。
マッチングサービス・経験が浅い人、通訳経験者、現役会議通訳者など多岐にわたる。トップ通訳者の割合は少ない。・マッチングサービス上でのメッセージのやり取り。エージェントに比べて簡易的なやり取りで済む。通訳者の経験による。エージェントより安い場合から高い場合など様々。・アテンドや観光で通訳が欲しいときが中心。ビジネス通訳、専門通訳の場面にも対応はするが、対応できる通訳者は少ない傾向。
直接コンタクトをとる・経験のある一流の会議/専門通訳者・通訳者リストから直接連絡を取る。エージェントに比べて簡易的なやり取りで済む。通訳者が設定する金額。・頼みたい通訳者が決まっているもしくは、スペックが特定されている場合
派遣エージェント・通訳業務経験者から少し英語が得意な人など多様。・通常の派遣社員を雇うのと同じ手間がかかるため、それなりの時間がかかる。
・「派遣会社に人材要件を伝える→書類選考→面談→入社手続き→入社」の流れが一般的
時給3,000円以上・中期的に社内で通訳者が欲しいとき。
社員として雇用する・経験のある一流の会議/専門通訳者・一般的な正社員採用プロセスと同じ。雇用企業の給与水準による・長期的に社内で通訳者が欲しいとき。

それでは、詳細に一つずつ説明していきます。

通訳エージェント

最も王道な頼み方が通訳エージェント(以下、エージェント)を通す頼み方です。

【手配できる通訳者の特徴】

登録時に審査が必要なため、質が担保されたプロとして活躍している通訳者が手配できます。また、ほぼすべての通訳者がエージェントに登録している業界構造となっているため手配できる通訳者の幅は広いです。

ただし、後述するような手間や、高い手数料を嫌って、なるべく直接仕事を受けようとする通訳者も最近ではいるようです。

依頼にかかる手間】依頼するのに手間がかかる場合が多いです。通訳者と直接やりとりをすることが少なく、エージェントの営業担当とのやりとりが中心になります。そのため、通訳者に情報を伝えるには時間がかかり、各種確認に手間がかかります。

しかし、いつも頼んでいる、案件が複雑でない場合などは例外的に少ないやり取りで済む場合もあります。

【価格目安】

1日料金で、3.5万円から13万円が一般的な1日料金での通訳者単価となります。このうち、30%~60%がエージェントを利用する手数料となります。

【適している場面】

一番伝統的な方法になるので、ビジネス通訳や国際会議など過去の長い系のある場面で頼まれるケースが多いようです。観光通訳などでは通訳エージェントを通して頼むと通訳者の質がオーバースペック気味となります

マッチングサービス

各種CtoCサイト、マッチングサービスを利用して頼む方法です。マッチングサービスは近年出てきたものが多いですが、その多くにて「通訳・翻訳」というようなジャンルも用意しております。

【手配できる通訳者の特徴】

手配できる通訳者は、通訳経験の浅い人や経験豊富な通訳者など多岐にわたります。経験豊富な通訳者の登録が少ないサービスもあります。経験豊富な通訳者や、人気のある通訳者ほど、エージェント経由や直接のやりとり(後述)で仕事を確保しているので、マッチングサイトにいる通訳者は質にばらつきが出るようです。そのため、頼むときに実績や過去の経験などを十分に精査する必要があります。

【依頼にかかる手間】

マッチングサイト上の連絡ツールを通したやり取りで手配できます。直接連絡ができるため、エージェントに比べると少ない手間で、情報のタイムラグがなくやりとりが可能です。

【価格目安】

通訳者の経験によります。エージェントより安く手配できるケースもありますが、極端に安い場合などは、通訳のクオリティに注意してください。

マッチングサイト上にトップ通訳者がいるケースは少ないですが、もしトップ通訳者を手配する場合は、結果的にエージェントより高くなるケースもあります。

【適している場面】

どんな場面でも適しております。ただし、その人がどのような場面での経験があり、どのようなジャンルに適しているのかを見極めるために複数人を比較するのは非常に難しく、手間がかかります。

直接コンタクトをとる

通訳者個人の連絡先を知っている場合、直接頼むこともできます。

【手配できる通訳者の特徴】

通訳者個人の連絡先を知っている場合、大半のケースでは、特徴や実績を知っている場合が多いと思います。そのため、自身で特徴を見極め、理解したうえで手配できるケースが大半です。

依頼にかかる手間】

すでに連絡先を知っているのであれば、通訳者と直接やり取りができるため、比較的簡易に手配可能です。

もし通訳者個人の連絡先を知らない状態で、直接頼もうとすると、通訳者の連絡先を探すことに時間がかかるため、あまりお勧めはできない方法です。

【価格目安】

通訳者個人が設定する金額となります。各通訳者のポリシーや、案件の内容でまちまちです。

【適している場面】

ビジネス通訳や国際会議、観光通訳などどのような場面でも可能です。一方で、頼みたい通訳者や少なくてもスペックが定まっていないと検索に膨大な時間がかかるため、リピートの場合などに適しています。

派遣エージェント

人材派遣エージェントに派遣社員として通訳者を頼む方法です。スポットでの通訳依頼ではなく、長期に渡って通訳者の手配が必要な場合に利用しやすい方法です。。大手の人材派遣エージェントを通して手配します。

【手配できる通訳者の特徴】

通訳業務経験者から少し英語が得意な人など様々です。欲しい人材要件を人材派遣エージェントに伝えることで、適した人材を紹介してくれます。

【依頼にかかる手間】

人材派遣エージェントとのやり取りなど手間はかかります。要件を決定するための打ち合わせ、その後の採用プロセスなど一定の時間は見ておく必要があります。人事部に依頼するとスムーズかもしれません。

【価格目安】

英語が読み書きできる派遣社員の相場は、時給2,500-3,000円くらいといわれています。よって、通訳が可能な人材となると時給3,000円以上の予算は必要と考えられます。

【適している場面】

社内で頻繁に通訳者が必要な会議が行われる場合に良いです。1年以上の長期を想定した場合というよりは、1年未満程度確実に需要が予想される場合に便利です。

社員として雇用する

いわゆる社内通訳者として、正社員として雇用してしまう頼み方です。

【手配できる通訳者の特徴】

質が担保されたプロとして活躍している通訳者の手配が可能です。一流の通訳者の中にも、フリーランスではなく安定的に社内通訳者としての収入を得たい人材は多くいます。また、会社員経験のある通訳者が採用できる可能性が高いです。なぜなら、社内通訳者には、通訳業務以外も付随する場合が多いので会社員としての経験がある通訳者の応募が自然と増える傾向があります。

【依頼にかかる手間】

一般的な正社員採用プロセスと同じですので、それなりの手間と時間がかかります。

【価格目安】

雇用企業の給与水準、通訳者が要求してくる水準により一概には言えません。

【適している場面】

社内で頻繁に通訳者が必要な会議が行われる場合に良いです。長期もしくは、ビジネスモデル上半永久的にそうした会議が発生する場合は、正社員として通訳者を雇用するほうが経済的という場合も多いです。

通訳エージェントに依頼する具体的方法

この項では、王道の依頼方法である通訳エージェントへ依頼する方法について具体的に解説していきます。簡単なフローは以下となります。

一つずつ解説させて頂きます。

【エージェントに連絡、ヒアリングを受ける】

まずは、エージェントに連絡をします。連絡手段は、初めての場合は、HP経由で問題ないでしょう。もし、すでに担当者を知っている場合は、電話やメールなどの伝統的な手段での連絡となります。

連絡後、ヒアリングを受けます。このヒアリングがとても重要で案件の成否を決めるといっても過言でないです。日時場所、通訳する言語(ex.日本語英語、英語マレー語)、通訳形態、仕事の目的・背景、予算等を詳細に打ち合わせます。

エージェントによっては、このヒアリングのパートで十分な情報を引き出せず、後でトラブルになるということもあります。ヒアリングの時は、包み隠さずすべての情報を正しく提供することが肝要です。

【見積取得/比較検討】

ヒアリングの内容をもとにエージェントから見積を受けます。本記事でも触れたように、見積を取得することはとても大切です。HPに載っている価格はあくまで目安の一つでしかありません。

この段階で、1社でなく、複数社のエージェントから見積を取得することが望ましいです。エージェントごとに得手不得手な分野もあり、価格や条件が変わることも多いです。

通訳者アサイン、案件の確定】

見積を見て、正式依頼を決めた段階で通訳者がアサインされます。ヒアリングの情報に基づき、最適と思われる通訳者の中でスケジュールが合う通訳者がアサインされます。

このアサイン、すなわち案件と通訳者のマッチングの部分がエージェントの腕が出るところです。抱えている通訳者の幅や、普段の関係づくりなど総合的なエージェントとしての能力が試されます。

通訳者のアサインが完了したら、正式依頼となります。エージェントによっては事前入金制で、この段階で支払が必要な場合もあります。

【会議に関する情報提供】

案件が確定したら、会議本番までに、会議情報や資料などを事前にエージェントを介して通訳者に提供します。エージェントを介して通訳者を頼む場合、基本的には、通訳者と直接のやり取りはできません。メールを利用して、エージェントとやり取りをします。

また、案件成功のためにはきちんと通訳者に情報を提供し、事前準備をしてもらうことが大切です。事前準備の大切さについては、こちらの記事で説明していますので、ご参考ください。

参考:通訳の価格って妥当なの?適正料金ってどう決められるの?

【当日、完了後支払】

ここまできて、当日を迎えます。当日は、エージェントの方の同行がある場合は少ないです。無事会議を終了後、通訳者から依頼される完了報告書の記入に協力します。

エージェントによっては、完了報告書に加えて通訳者の評価を依頼される場合があります。評価が完了後、支払いがまだの場合は支払を実行して一つの案件が完了します。

通訳の料金相場

通訳の相場は、3万円程度から10万円強が相場です。半日の英語通訳の場合、逐次通訳であれば3万円から5万円、同時通訳であれば5万円から6万円が一般的な相場になります。また、半日のフランス語であれば逐次通訳で4~6万円、同時通訳で5万円~8万円が相場の目安になります。ただし、絶対にミスの出来ない政治関連の国際会議の通訳が必要なケースや、特殊なジャンル、分野の通訳が必要なケースなど、求める通訳者のレベルによっては、この金額からさらに~5万円を追加する必要があるケースもございます。

言語や通訳の種類、通訳方法によって難易度や希少性が異なるため、通訳者の単価に差が出てしまいます。それではどのように計算され、どのような料金が適正と考えればよいのでしょうか。

では、料金の算出方法と実際の料金算出例、見積もりの重要性について解説します。

通訳料金の算出方法

通訳の料金は、通訳者単価、拘束時間、必要な通訳者の人数、関連費用によって算出されます。

 通訳者単価×拘束時間×必要な通訳者の人数+関連費用

通訳者単価は、依頼したい通訳者の経験やスキルによって変わります。

拘束時間は、依頼したい時間の長さです。通訳業界では、半日料金、1日料金と半日単位での設定が一般的です。(1時間単位での依頼についても、co-inでは対応させていただきます!)

必要な通訳者の人数は、手法や会場の広さなどで変わります。

関連費用は、機材費用や交通費などが含まれます。

もっと詳しく算出方法について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

参考:通訳手配にかかる一般的な料金、相場をご紹介します!

【通訳って結局いくら?】通訳依頼の料金相場を丁寧に紹介します!

実際にかかる通訳料金の例

実際いくらかかるのかを説明するために、いくつか例を挙げます。

通訳者1人当たりの料金としてご理解ください。 

1:研究の発表会

内容:研究者が集まりその研究内容をそれぞれ発表
時間:1日拘束(8時間)
通訳形式:同時通訳
料金相場:8万円~11万円

2:一般的なビジネス会議

内容:海外取引先とのビジネス会議
時間:半日拘束(4時間)
通訳形式:逐次通訳
料金相場:4.5万円~6.5万円

3:アテンド

内容:海外の顧客のアテンド
時間:半日拘束(4時間)
通訳形式:逐次通訳
料金相場:2.5万円~3万円

前述したように、同時通訳は、難易度が高く、通訳者の負担も大きいため金額が高い傾向にあります。
また、オンラインでない場合は、上記に交通費が加算される場合もあります。必ず見積もりをとって確認をするようにしましょう。

より詳細な通訳の価格の実際の算出例を知りたいという方は、こちらを参照ください。

見積を取ることの重要性

どんな手法で、どんな場面でするのかによって、通訳の難易度は変わります。そのため、通訳の価格は、一般化することが非常に難く、決まりきった定価で提示することは難しくなります。だからこそ、見積もりを取る必要があります。良い会議を行うためには、詳細な情報の積み重ねが必要のため、個別に話を伺った上で、価格が決定されます。

本記事の中でお伝えした価格は、あくまでも目安であって、要望によっては例えば、半日で10万円になることも、3万円になることもあります。

通訳の手法、場面(会議の形式、長さ、話題のジャンル等)や求める質、時期、開催場所など様々な要因が通訳の価格に影響を与えます。よって、通訳を依頼する際は、複数の依頼先候補から事前に見積を取り検討することが非常に重要となります。

通訳の料金を抑えるコツ

前提として、通訳の料金を抑えようと交渉することはおすすめしません。
提供されたサービスの対価はきちんと払うべきだからです。

しかし、フェアな状態を保ったままでも料金を抑えることができる場面はあります。
今回は、通訳の料金を抑える切り口を3つ紹介します。

【オンライン通訳を利用する】

オンライン通訳を利用すると交通費や出張費、拘束費用を節約することができます。
世の中の状況を加味しても必ず対面で通訳をすべき場面を減ってきています。

料金を抑えたい場合は、オンライン通訳を検討しましょう。

【準備にかかる時間を見積もる】

通訳の料金は当日訳してもらう料金だけでなく、準備のためにかける時間の料金も含まれています。料金プランを簡素化するため、内容にかかわらず準備の料金は一律で考慮されています。

しかしながら、中にはあまり準備に時間がかからない通訳があります。
例えば、同じ講演内容を10回繰り返し訳す通訳や毎月同じことを話す月例会議の通訳などです。

こうした通訳の場合、準備にあまり時間がかからないため、公平性を保ったまま価格交渉をする材料になります。ぜひ、一度依頼前に準備にかかる時間を考えてみてください。

【逐次通訳を利用する】

何度か触れていますが、同時通訳は高額になる傾向があります。
同時通訳である必要性が低い時は、なるべく逐次通訳を頼むようにしましょう。

こうした切り口を利用しながら、ぜひ公平に賢く通訳料金を抑えるようにしましょう。

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私達co-inでは通訳者手配を行っております。フリーランスに直接頼むメリットと、エージェントを通すメリットをかけ合わせ、通訳者選びのサポートを行いつつ、通訳者個人との直接連絡を通したスムーズなやりとりを実現します。価格面と制度面で、双方の良いところ取りができるサービスです。

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【co-inでの頼み方】

co-inでの依頼を検討いただく場合、このHP、またはフォームから直接問い合わせください。初めて通訳者を頼む場合であっても、丁寧なご説明を心がけます。面倒なやり取りはなく、質の高い通訳者が手配できます。

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これからも皆さんが困ったときに少しでも役に立つ記事を配信していきます。

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