こんにちは。co-inと申します。
CompanyとInterpreterの頭文字2文字ずつを取ってco-inです。名前の通り、通訳業界でのサービスを準備中です。本業を別に持つサラリーマン3人で運営しています。

「通訳の依頼をしよう!」

そう思ったときにぶつかる壁の一つが、「逐次通訳と同時通訳どちらを頼めばいいの?」、「え、何ウィスパリングってのもあるの?」といった疑問です。

この記事では、そのような疑問にお答えしたいと思います。

結論~逐次通訳同時通訳ウィスパリングの違い

通訳には逐次通訳、同時通訳、ウィスパリングの3種類の手法があります。

逐次通訳は、「通訳者と話者が交互に話し、いくつかの文をまとめて話す通訳」を指します。一方、同時通訳は、「機材を用いて、通訳者と話者が同時に話をする通訳」を指します。逐次通訳は、2者のかけあいのようなテンポで行われ、同時通訳は輪唱のように言葉の追いかけっこで行われます。そのため、逐次通訳と同時通訳の一番の違いは、「話をする時間差」に表れます。

以下に、3つの通訳手法の違いをまとめました。通訳の依頼をする際に一番大切な「結局どう使い分ければいいか」という点が理解いただけるはずです。

この図も見る時間がない人は、私達にGoogleフォームからご連絡ください。すぐに折返しご連絡いたします。

逐次通訳同時通訳ウィスパリング
概要話者が話した後に通訳者が訳す話者が話すのと同時に通訳者が訳す話者が話すのと同時に通訳者が聞き手の耳元でささやくように訳す
機材の要否不要必要簡易機器を利用する場合がある
当日の進行にかかる時間交互に話す分
進行に時間がかかる
話者と通訳者が同時に話すので、進行時間は短い話者と通訳者が同時に話すので、進行時間は短い
聞き手の聞き方通訳者の声が聞こえる場所で聞くアプリやレシーバーを通して聞く通訳者が耳元で訳してくれる
料金の傾向相対的に低い相対的に高い。
通訳者の人数が増える傾向且つ機材が必要なため。
逐次通訳より相対的に高いが、機材代がない分同時通訳よりは相対的に安い
向いている場面少人数の場面1対nで話すような場面少人数の場面

通訳の形式3種類

逐次通訳、同時通訳、ウィスパリングの3種類を順に解説していきます。

逐次通訳:順を追って交互に話す通訳

「逐次」という言葉には「順を追って」という意味があります。そのため、言葉の通り、順を追って通訳をするのが逐次通訳です。

話の途中に間を取り、通訳者がそこまでの話を訳し、訳が終わったらまた話を再開し、ある程度のタイミングでまた通訳者が話す…という流れを繰り返します。一人が話終えたら通訳する、また次の人が話し終えたら通訳するというように話の流れを止めながら通訳を進行していきます。

メリットとしては、専門の機材等を必要とせず、通訳の方がいればすぐに行えることです。また、相手の話していることをゆっくりと、正確に訳することができます。

反対にデメリットは、少し話す毎に通訳が行われるので、会議のテンポが悪くなり時間も余計かかってしまうことです。

時間に余裕を持った会議時間の設定と通訳者の確保が必要になります。

同時通訳:話者とほぼ同じタイミングで通訳者が話す通訳

同時通訳とは、その名の通り、話者が話す内容を通訳者がほぼ同時に訳す通訳形式のことです。話者の話に合わせて、ワンテンポ遅れて通訳者が訳した内容を発言していきます

皆さんも海外テレビの中継や、大きな講演会などで専門の機械を使って聞いたことがあると思います。そのような場面で行われるのが同時通訳です。

話者の話にほぼ遅れずに通訳を行うためには、音声を正確に拾う必要があります。通訳者が音声を正確に聞くために、同時通訳には専門の機材や専用のブースが必要になります。

話者の話を的確にマイク等で広い、ブース内にいる通訳者の耳にイヤホンやヘッドフォンを通して伝えます。通訳者は、イヤホンやヘッドフォンで音を拾いながら、聞こえてきたものを口で発します。その口で発した言葉を、ブース内のマイク等で拾い、会場内の専門の機械に届け、聴衆が機械を通して聞きます。このように、同時通訳では、時間のラグなく聴衆が理解していくことが可能です。

メリットとしては、話し手の話に遅れずに情報を理解できることが挙げられます。また、タイムラグが発生しないため、講演会やイベントの時間が通訳のせいで長くなるというケースはないです。

反対にデメリットとしては、費用がかさむ傾向にあることが挙げられます。大変高度な技能であり疲労も出るため一人の通訳者で対応しきれず複数人の通訳者をアサインする必要があります。加えて、上述のように専門の機材も必要です。

手配する際は、きちんと必要な通訳者の人数や機材について確認しないとトラブルが発生する可能性があります。

ウィスパリング:通訳が必要な特定の一人の耳元で行う同時通訳

同時通訳の一種の派生系の形式として、「ウィスパリング」というものもあります。ウィスパリングは、「ささやき」という意味です。ウィスパリングは、その名の通り、聞き手の耳元でささやくように訳す通訳形式です。

メリットとしては、テンポ良く会話を進めることができることです。同時通訳と同じく、話し手の話に合わせて、通訳者が耳元でささやきます。そのため、同時通訳と同様で、会議のテンポに遅れずに訳されます。加えて、同時通訳ほど本格的な機材がいらないこともメリットとして挙げられます。こうした特徴を活かして、少人数での商談や会議、また外国語話者が少ない場面で利用されます。

こうした特徴を活かして、少人数での商談や会議、また外国語話者が少ない場面で利用されます。

反対に、デメリットとしては、費用が逐次通訳よりはかかる点が挙げられます。同時通訳と同じく高度な技術と集中力が必要で、複数人の通訳者のアサインが必要です。また、利用場面は聞き手が少ない場合のみと限定的になってしまい、聞き手一人当たりにかかる通訳コストは高くなる傾向にあります。

実際の利用すべき場面について

それぞれによって、利用すべき場面や会議の人数が異なります。

逐次通訳に向いているケース

「ゆっくりと、より正確な訳ができる」という特徴から、逐次通訳は、少人数対少人数の小さな商談などに向いています。双方向の細かいコミュニケーションを齟齬なく実行していくことに大変優れている形式です。

そのため、交渉や少人数の商談などで利用されることが多いです。

同時通訳に向いているケース

「テンポが遅れず、話し手が話すのとほぼ同時に理解ができる」という特徴を活かして、同時通訳は、記者会見、講演会やシンポジウムなどの場面で多く使われます。

通訳者が聞きながら訳出していくという形式になるので、集中力を維持するために、会議の長さに応じた人数(2~4人)の交代制で行います。

ウィスパリングに向いているケース

ウィスパリングでは、特定の聞き手の耳元でささやくような場面になるので、異言語を話す人が少数しかいない場面で利用されます。例えば、外国人が一人だけ参加するような商談で利用されます。

同時通訳と同様に、通訳者が聞きながら訳出していくという形式になるので、集中力を維持するために、会議の長さに応じた人数(2~4人)の交代制で行います。

事例紹介(ケーススタディ)

ここでは、具体的な利用シーンごとに3つの手法:逐次通訳/同時通訳/ウィスパリングのどれを選ぶべきか解説します。もちろん毎回同じケースに同じ通訳形式が当てはまるわけではありません。個別の背景等によって、どの通訳方式を使うのかについては分けて考える必要がありますが、とてもベーシックな例としてご説明させて頂きます。

部署の月例報告会に通訳が必要な場合

月次の報告会のような場では、発表者が順繰りに出てきて、それぞれ5~15分ほどの話しをすることが想定されます。合間に質疑応答が挟まるものの、プレゼン形式の発表が主になりますので、同時通訳が一番適しているかと思います。

同時通訳を利用することで、話者から遅れずに聴衆の理解を得ることができて、スムーズに進行が可能です。

その他の方式でも可能ですが、例えば逐次通訳にした場合、プレゼンターが話したあと、通訳者が訳したものを話します。その間、プレゼンターは次に進めず、通訳者が訳し終わるのを待つしかありません。

このように、プレゼンターと通訳者が代わり代わりに話すので、実際のプレゼン時間がおよそ倍に伸びてしまいます。

海外支社との打ち合わせに通訳が必要な場合

海外支社との打ち合わせでは、どちらか一方が話すというより双方向なコミュニケーションが想定される場合が多いと思います。
こうした相互にコミュニケーションのキャッチボールが行われるような場面では、逐次通訳が適しています。

逐次通訳の良い点として、交互に話すことにより、一層理解を深めあえます。双方向のコミュニケーション、例えば相互に質疑をし合う、議論するなどの場面が多いときは、逐次通訳を利用することで、こまめに間を取り、より正確な理解のために時間を使うことが可能です。

もちろん、議題が多くてとにかく短時間で詰め込みたい場合や、何十人も出席される会議の場合などは、同時通訳のほうが向いていることもあります。

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